SDメモリーカードあれこれ

↓ skip to article

SDメモリーカードとは、1999年にSanDisk社、松下電器産業、東芝の3社が共同開発したメモリカードの規格です。音楽のオンライン配信に適した著作権保護機能「CPRM」(Content Protection for Recordable Media)を内蔵していて、携帯音楽機器の記憶装置としての需要を見込んでいます。著作権保護機能はSDMI規格に適合したもので、SDMIの将来のバージョンにも対応可能となっています。SDメモリーカードはSanDisk社のメモリカード「MMC(マルチメディアカード)」の仕様をベースとしているので、SDメモリーカードスロットにMMCを差し込んで使用することができるようになっています(SDメモリーカードのほうが厚いので逆は無理)。ただし、MMCには著作権保護機能が搭載されていないため、記録の際に著作権保護機能を必要とする音楽データなどは、物理的にMMCを差し込める場合でも記録はできないような仕組みになっています。データ転送は短辺の一方に並んだ9本のピン端子で行い、転送速度はカードごとに異なりますが、最高で毎秒10MB程度です。誤消去を防ぐプロテクトスイッチも付いています。最大記憶容量はカードごとに異なり、16MB~512MBの製品が市販されています。

Comments (No comments)

There are no comments for this post so far.

Post a comment